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月刊ギャラリー2015年1月号に記事を掲載していただきました。

月刊ギャラリー2015年1月号に原太一のインタビュー記事を掲載していただきました。2015年2月4日から銀座洋協ホールにて開催予定の展示会「Field of Now2015」に関して記事です。

一枚目の写真の右上、ウサギの絵が私の作品です。会場には10枚以上の作品を出展します。

立派な画家になるため、これからも頑張ろう、と心を新たにしました。
しかし記事を親友に見せたところ、折角ならもっと格好いいことを言え!と言われてしまいました(笑)

もうすぐFieldです。

以下は記事を転載させていただきました。

 

 

「Special Exhibition3

Feield of Now 2015

2月4日→2月7日

銀座洋協ホール

入場無料

 

若手画商たちが推す若手作家たちの競演 

 

 1957年の発足以来、幅広い活動を行いながら洋画の普及に努める日本洋画商協同組合の青年部による企画展「Field of Now」。22回目の開催を迎える今回も、若手画商が推薦する新進気鋭の作家たちを紹介する。

 出品作家は内田太郎(1988ー)、柏本龍太(1973-)、川崎愛子(1974-)、佐藤陽也(1981-)、武山剛士(1980-)、向山裕(1984-)、根本佳奈(1983-)、原太一(1982-)、森天飛(1988-)、山村龍太郎穀望(1976-)の10名。何れも20代半ばから40代前半の、今後活躍が期待される作家たち。様々なメディアを駆使した、みずみずしい感性が競演する。

 この展覧会の特徴のひとつとして、過去に出品経験のある作家が再び参加することがあげられる。今回の出品作家の中では佐藤陽也は過去2年、柏本龍太は2013年に出品。そして原太一は、2009年から7年連続の出品となる。誰よりも「Field of Now」を熟知しているであろう原は、同展をどのように捉えているのだろうか。

「作家の年齢が若く近いため、制作の刺激になります。また、近年は鑑賞者の前でコンセプトを話す試みが始まりました。作家は自分一人では成長できません。やはり継続的に観てくれる人たちがいて、そのフィードバックがあってこそ育っていけるのだと思います。<Field of Now>はこのようなきっかけが生まれる出会いの場であり、若手をアートの世界へ誘ってくれる門のような展覧会であると感じます。」

 様々なジャンルの作家、鑑賞者、画商と会うことで、自分の立ち位置が以前よりも見えるようになった、と原は続けて話す。制作の視野、作品の幅が広がるきっかけにもなったようだ。

「初めて出品してからの数回は、迷いもなく、犬を擬人化したキャラクターを中心に、ファンタジックな乗り物に乗った犬、中でも広い世界へ乗り出す船を主なモチーフにして、夢のあるポップで元気な作品を描いていました。近年は画面の構成やマチエール、色彩からモチーフまで、すべて底から作り直したい、綺麗にまとめたくない、という気持ちが生まれました。

 私を推薦してくれている椿近代画廊に、それでも出品していいかと聞いたら<今のまま、迷っていることも全部そのまま出してみなさい>と言って頂いて本当に助かりました。その言葉に支えられつつ、今日も描いています。今回は物語性を感じる作品、マチエールについて実験した作品など、数種類の実験的な作品を展示する予定です。」

 出品作家を代表して長年参加を続ける原に話を聞いたが、ほかの作家たちも画商という力強い理解者に推薦され、より自由に表現を展開できるのではないだろうか。画廊でもアートフェアでもない独自の展覧会を通して、若手の成長を楽しむことができるのも大きな魅力である。会場は東京・銀座の銀座洋協ホール。入場は無料。若手画商たちが推す若手作家たちの表現世界を堪能したい。」