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個展の紹介漫画

原太一展について

ハカセとNARIの2人がやって来たのは、日動画廊本店(東京銀座)で12月3日(水)まで開催している「原太一展 Mr. Giasu and John in France ギアス氏と相棒の旅」です。

原太一画伯によるウサギのギアス氏と相棒の犬ジョンの旅を描いた作品は、美術愛好家ならずとも魅了される大人気シリーズで、2人の旅は時空を超え、世界の名画に入りこむこともあるなど、オリジナリティ溢れる世界が展開します。

世界の名画を題材とした作品では、元ネタを知っていると「そうきたか!」と膝を打つアイデアが詰まっていて、思わずニヤリとしてしまうこと請け合いです。

今回の個展では、主に、フランスのパリに約1か月間滞在して制作された新作47点が展示されており、作品全体で一つの物語が構成されていることにも注目です。

ギアス氏とジョンは、フランスで開催される風神雷神さんのライブ・セッションを見にフランスに渡ることになります。

パリの街を散
策し、ゴッホとすれ違ったり、ルーブル美術館やオルセー美術館に収蔵されている名画の中にも入り込むなど、2人の旅は自由自在。

そしてついにセーヌ川上空で開催される風神雷神さんのライブに間
に合うというものです。

このお話は、絵本のような画集になって販
売もされていますので、ぜひ手に取ってみてください。

また、和と洋のコラボレーションが意識的に作品の中で表現されていることも見逃せません。

俵屋宗達『風神雷神図屏風』に着想した油彩画「セッション」の前に立つと、和のテイストでありながら、絵の中から聴こえてくるのは重低音のドラムの響きのようです。

らに、『第101回白日会展』で文部科学大臣賞を受賞した「アート・セッション」は、風神雷神が尾形光琳『紅白梅図屏風』風のパリのセーヌ川を眼下に望むダイナミックな作品です。

琳派のデザイン性と、原太一画伯の発想力・油彩による表現が融合し、和と洋が混然一体となった新たな芸術が誕生しています。

この作品の中にもギアス氏とジョンがいますので、ぜひ探してみてください。

会場である日動画廊は1928年に創業し、日本で最も歴史ある洋画商として知られています。

これまで藤島武二、藤田嗣治、熊谷守
一ら錚々たる画家の個展の開催や画集の出版に加え、若手作家育成のための公募展「昭和会」の開催、現代美術を専門とした画廊「nichido
contemporary art(nca)」の設立など、その活動は多岐に渡り、美術界への貢献と影響は計り知れません。

まもなく創業100周年。

今後の活動にも注目です。

ぜひこの機会に「原太一展」に足を運んでみてはいかがでしょうか

原太一画伯は、会期中の13時以降(11月28日(金)を除く)に在廊されていますので、作品のことなどを質問してみては。

きっと、優しく答えてくれるはずです。

「原太一展 Mr. Giasu and John in France ギアス氏と相棒の旅」

会場:日動画廊本店
   東京都中央区銀座5-3-16
会期:11月20日(木)~12月3日(水)
   平日10時半~18時半、土曜11時~18時
休廊:日曜・祝日
   入場無料

漫画・紹介文制作

NARI(ナリ)
マンガ家。アートファン。
全国各地で開催される展覧会の紹介マンガを発表しています。
「美術展ナビ」で『ハカセとNARIのときめくアート』を連載中です。
Instagramでは『ハカセとNARI/アート探訪記』を発信しています。
いつか、海外美術館の門外不出作品を巡る旅をするのが夢です。